やってはいけないホームページ制作方法、トップページの情報量が少ない

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。
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そのトップページ、実は「機会損失」になるかもしれません

ホームページを作ったのに、問い合わせが来ない。

そんな悩みをお持ちの中小企業・個人事業主の方、非常に多いです。

原因はいくつかありますが、見落とされがちな最大の原因のひとつが「トップページの情報量が少なすぎること」です。

「シンプルなデザインがおしゃれ」
「余白が大事」

という話を聞いて、トップページをスッキリさせた結果、集客力がガクッと落ちてしまっているケースが後を絶ちません。

この記事では、なぜトップページの情報量が少ないとダメなのか、SEO・ユーザー行動・マーケティングの3つの視点から解説します。

1、トップページは「サイトの顔」であり「最大の集客ページ」

まず大前提として、トップページはサイトの中で最もアクセス数が集まりやすいページです。

Googleで社名や屋号を検索されたとき、最初にヒットするのはほぼトップページです。また、他のページからの内部リンクも、トップページに最も集まります。

つまり、SEO的にも、ユーザーの流入的にも、トップページが最重要拠点なのです。

その最重要拠点に情報が少ないということは、一番人が集まる場所に何も置いていないのと同じことです。

飲食店に例えるなら、一番人通りの多い道路に面した窓を、わざわざすりガラスにしているようなものです。

2、ユーザーは「クリックしない」、スクロールするのが普通

「詳しくはこちら」「サービス詳細ページへ」

こういったリンクを用意していれば、ユーザーが自分でクリックして情報を集めてくれる……と思っていませんか?

残念ながら、それは大きな誤解です。

現代のWebユーザーの行動を研究すると、非常に重要な事実がわかっています。

ユーザーはクリックよりもスクロールを好む。

スマートフォンの普及により、ユーザーの閲覧行動は「タップ・クリックして移動する」よりも「そのままスクロールして読み続ける」スタイルが主流になっています。

つまり、情報は「別ページ」に置くのではなく、トップページの縦の流れの中に置かなければ読んでもらえないのです。

「興味を持ったらクリックしてくれるはず」という設計は、ユーザーの実際の行動と真逆の発想です。

3、SEOの観点・情報量が少ないトップページは検索で弱い

Googleはページの「テキスト情報」をもとに、そのページが何についてのページかを判断します。

トップページにテキストが少ないと、Googleに「このページは何を伝えたいのかわからない」と判断され、検索順位が上がりにくくなります。

具体的に言うと、

  • 事業内容が書かれていない
  • サービスの説明が薄い
  • 対応エリアが書いていない
  • 実績・事例がない
  • よくある質問がない

これらがトップページに欠けていると、関連するキーワードで検索されても引っかかりにくくなるのです。

逆に、トップページに情報がしっかりあれば、地域×サービスのキーワードで上位表示されやすくなります。

以上の情報は、いわゆる弱者のSEO戦略の一つであり、ドメインが強い強者なら、トップページに情報が少なくても、SEOも強くなっている場合もあります。

4、「情報量と信頼感」の関係

「情報の非対称性」という概念があります。

ユーザーがホームページを見るとき、「この会社は信頼できるか?」を無意識に判断しています。その判断材料になるのが、ページ上の情報量です。

情報が少ないページを見たとき、人は無意識にこう感じます。

「なんか隠してるのかな」
「実績がないのかな」
「ちゃんとした会社なのかな」

情報がしっかり書かれているページは「この会社はちゃんとしている、実績もある、安心できる」という印象を与えます。

情報量=信頼感、と言っても過言ではありません。

5、中小企業・個人事業主のトップページは「LP(ランディングページ)型」にせよ

大企業のホームページは、ブランドイメージがあるため、シンプルなトップページでも機能します。すでに「知っている」「信頼している」という前提があるからです。

しかし、中小企業や個人事業主の場合、ユーザーがサイトに来た時点では「あなたのことを全く知らない」状態です。

初めて会う相手に、名刺一枚だけ渡して「詳しくは後で聞いてください」とは言えませんよね。

だから、トップページには以下の要素を盛り込んで、LP(ランディングページ)のような縦長の構成にするのが正解です。

トップページに入れるべき情報の例

信頼・実績系

  • 制作実績・施工事例(写真つき)
  • お客様の声・口コミ
  • メディア掲載・受賞歴

サービス説明系

  • 提供しているサービスの一覧と説明
  • 料金の目安(「〇〇円〜」だけでも効果あり)
  • 他社との違い・強み

安心・信頼系

  • 代表者の顔写真・プロフィール
  • 会社・店舗の所在地・営業時間
  • よくある質問(FAQ)

行動促進系

  • 問い合わせボタン(複数箇所に設置)
  • LINE・電話など複数の連絡手段
  • 期間限定キャンペーン・特典情報

これらをトップページ一枚の縦スクロールで読めるように構成することで、ユーザーは「クリックせずとも」判断材料がそろい、問い合わせに踏み切りやすくなります。

6、「シンプル=おしゃれ」という罠

デザイン的に「余白が多い=上品」「情報が少ない=洗練されている」という考え方があります。

これは、AppleやLOUIS VUITTONのような世界的ブランドには当てはまる話です。

しかし、地域の整骨院、大阪の工務店、個人でやっているネイルサロンが同じ発想でトップページをスカスカにしてしまうと、ブランドの恩恵はゼロのまま、情報不足だけが残ります。

「おしゃれなホームページ」より「問い合わせが来るホームページ」を目指してください。見た目はほどほどに整っていれば十分です。

ホームページの目的は集客であり、デザインコンテストに入賞することではありません。

トップページに情報を詰め込むことは「親切」である

ここまでをまとめると、

  • トップページはサイト最大のアクセス集中地点
  • ユーザーはクリックせずスクロールして判断する
  • 情報量が少ないとSEO評価が低くなる
  • 情報量が少ないとユーザーの信頼感が下がる
  • 中小・個人はLP型の縦長トップページが最も効果的

トップページに情報を盛り込むことは、ユーザーへの「おもてなし」です。

「わざわざ別ページに探しに行かなくても、ここを読めばすべてわかる」という状態を作ることが、問い合わせ数を増やす一番の近道です。

つちのこWebでは、SEOに強く、問い合わせが来るトップページ設計を得意としています。 「今のホームページ、なんか問い合わせが少ないな…」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。
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