
そのトップページ、実は「機会損失」になるかもしれません
ホームページを作ったのに、問い合わせが来ない。
そんな悩みをお持ちの中小企業・個人事業主の方、非常に多いです。
原因はいくつかありますが、見落とされがちな最大の原因のひとつが「トップページの情報量が少なすぎること」です。
「シンプルなデザインがおしゃれ」
「余白が大事」
という話を聞いて、トップページをスッキリさせた結果、集客力がガクッと落ちてしまっているケースが後を絶ちません。
この記事では、なぜトップページの情報量が少ないとダメなのか、SEO・ユーザー行動・マーケティングの3つの視点から解説します。
1、トップページは「サイトの顔」であり「最大の集客ページ」
まず大前提として、トップページはサイトの中で最もアクセス数が集まりやすいページです。
Googleで社名や屋号を検索されたとき、最初にヒットするのはほぼトップページです。また、他のページからの内部リンクも、トップページに最も集まります。
つまり、SEO的にも、ユーザーの流入的にも、トップページが最重要拠点なのです。
その最重要拠点に情報が少ないということは、一番人が集まる場所に何も置いていないのと同じことです。
飲食店に例えるなら、一番人通りの多い道路に面した窓を、わざわざすりガラスにしているようなものです。
2、ユーザーは「クリックしない」、スクロールするのが普通
「詳しくはこちら」「サービス詳細ページへ」
こういったリンクを用意していれば、ユーザーが自分でクリックして情報を集めてくれる……と思っていませんか?
残念ながら、それは大きな誤解です。
現代のWebユーザーの行動を研究すると、非常に重要な事実がわかっています。
ユーザーはクリックよりもスクロールを好む。
スマートフォンの普及により、ユーザーの閲覧行動は「タップ・クリックして移動する」よりも「そのままスクロールして読み続ける」スタイルが主流になっています。
つまり、情報は「別ページ」に置くのではなく、トップページの縦の流れの中に置かなければ読んでもらえないのです。
「興味を持ったらクリックしてくれるはず」という設計は、ユーザーの実際の行動と真逆の発想です。
3、SEOの観点・情報量が少ないトップページは検索で弱い
Googleはページの「テキスト情報」をもとに、そのページが何についてのページかを判断します。
トップページにテキストが少ないと、Googleに「このページは何を伝えたいのかわからない」と判断され、検索順位が上がりにくくなります。
具体的に言うと、
- 事業内容が書かれていない
- サービスの説明が薄い
- 対応エリアが書いていない
- 実績・事例がない
- よくある質問がない
これらがトップページに欠けていると、関連するキーワードで検索されても引っかかりにくくなるのです。
逆に、トップページに情報がしっかりあれば、地域×サービスのキーワードで上位表示されやすくなります。
以上の情報は、いわゆる弱者のSEO戦略の一つであり、ドメインが強い強者なら、トップページに情報が少なくても、SEOも強くなっている場合もあります。
4、「情報量と信頼感」の関係
「情報の非対称性」という概念があります。
ユーザーがホームページを見るとき、「この会社は信頼できるか?」を無意識に判断しています。その判断材料になるのが、ページ上の情報量です。
情報が少ないページを見たとき、人は無意識にこう感じます。
「なんか隠してるのかな」
「実績がないのかな」
「ちゃんとした会社なのかな」
情報がしっかり書かれているページは「この会社はちゃんとしている、実績もある、安心できる」という印象を与えます。
情報量=信頼感、と言っても過言ではありません。
5、中小企業・個人事業主のトップページは「LP(ランディングページ)型」にせよ
大企業のホームページは、ブランドイメージがあるため、シンプルなトップページでも機能します。すでに「知っている」「信頼している」という前提があるからです。
しかし、中小企業や個人事業主の場合、ユーザーがサイトに来た時点では「あなたのことを全く知らない」状態です。
初めて会う相手に、名刺一枚だけ渡して「詳しくは後で聞いてください」とは言えませんよね。
だから、トップページには以下の要素を盛り込んで、LP(ランディングページ)のような縦長の構成にするのが正解です。
トップページに入れるべき情報の例
信頼・実績系
- 制作実績・施工事例(写真つき)
- お客様の声・口コミ
- メディア掲載・受賞歴
サービス説明系
- 提供しているサービスの一覧と説明
- 料金の目安(「〇〇円〜」だけでも効果あり)
- 他社との違い・強み
安心・信頼系
- 代表者の顔写真・プロフィール
- 会社・店舗の所在地・営業時間
- よくある質問(FAQ)
行動促進系
- 問い合わせボタン(複数箇所に設置)
- LINE・電話など複数の連絡手段
- 期間限定キャンペーン・特典情報
これらをトップページ一枚の縦スクロールで読めるように構成することで、ユーザーは「クリックせずとも」判断材料がそろい、問い合わせに踏み切りやすくなります。
6、「シンプル=おしゃれ」という罠
デザイン的に「余白が多い=上品」「情報が少ない=洗練されている」という考え方があります。
これは、AppleやLOUIS VUITTONのような世界的ブランドには当てはまる話です。
しかし、地域の整骨院、大阪の工務店、個人でやっているネイルサロンが同じ発想でトップページをスカスカにしてしまうと、ブランドの恩恵はゼロのまま、情報不足だけが残ります。
「おしゃれなホームページ」より「問い合わせが来るホームページ」を目指してください。見た目はほどほどに整っていれば十分です。
ホームページの目的は集客であり、デザインコンテストに入賞することではありません。
トップページに情報を詰め込むことは「親切」である
ここまでをまとめると、
- トップページはサイト最大のアクセス集中地点
- ユーザーはクリックせずスクロールして判断する
- 情報量が少ないとSEO評価が低くなる
- 情報量が少ないとユーザーの信頼感が下がる
- 中小・個人はLP型の縦長トップページが最も効果的
トップページに情報を盛り込むことは、ユーザーへの「おもてなし」です。
「わざわざ別ページに探しに行かなくても、ここを読めばすべてわかる」という状態を作ることが、問い合わせ数を増やす一番の近道です。
つちのこWebでは、SEOに強く、問い合わせが来るトップページ設計を得意としています。 「今のホームページ、なんか問い合わせが少ないな…」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
