やってはいけないホームページ制作方法:知り合いに丸投げで安く頼む

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。

大阪でWebマーケティングをしている、つちやたけしです。

ホームページ制作における「絶対にやってはいけないこと」シリーズ。今回は、技術的な問題ではなく、人間関係やビジネスそのものに関わる、非常にデリケートかつ危険なテーマについてお話しします。

それは、「知り合いに丸投げで安く頼む」ということです。

「友達がちょっとWebデザインかじってるから、安くやってくれるって!」
「知り合いの息子さんがパソコン詳しいから、お小遣い程度で頼もうかな」
「業者に頼むと高いから、身内で済ませたいんだよね」

創業時や予算が厳しいとき、この選択肢はとても魅力的に見えます。しかし、断言します。これは多くの場合、「安物買いの銭失い」どころか「友情失い」にまで発展する最悪のパターンです。

今回は、その理由について解説いたします。

人間関係のトラブルに頭を抱えるビジネスマンのイメージ
目次

知り合いに丸投げするとどうなるか?

最初は「安くやってくれてありがとう!」「任せて!」と良い雰囲気で始まります。しかし、制作が進むにつれて、徐々に雲行きが怪しくなっていきます。

1. 仕上がりが低品質になりやすい

「安く(あるいは無料で)」受けているため、相手も本気になりきれません。「まあ、これくらいでいいか」という妥協が生まれます。プロとしての責任感よりも、友人としての甘えが出てしまうのです。

2. 修正・更新が頼みにくい

これが一番の問題です。「ここ、ちょっとイメージと違うな…」「文章を変えたいな」と思っても、「安くやってもらってるし、文句言ったら悪いかな…」と遠慮してしまいます。

結果、納得のいかないホームページが出来上がり、ビジネスにも活用できず、ただの「微妙な箱」が残るだけになります。

3. 納期が守られない

「仕事が忙しいから、ちょっと待ってて」と言われたら、強く言えませんよね。本業の合間にやってもらう場合、あなたのホームページ制作は優先順位の最下位になります。

「来週オープンなのにまだできてない!」なんて冷や汗をかくことになります。

4. 責任の所在が曖昧になる

サーバーの更新を忘れてサイトが消えた。ウイルスに感染した。

そんなトラブルが起きたとき、「安くやったんだから責任持てないよ」と言われたらどうしますか?契約書も交わしていないことが多く、泣き寝入りするしかありません。

5. 人間関係が壊れる

「修正してほしい」あなたと、「安くやってあげてるのに注文が多い」相手。

この溝が深まると、最終的には音信不通になったり、絶縁状態になったりします。たかだかホームページ一つのために、大切な友人を失うのはあまりにも悲しいです。

6. ビジネスとして継続できない

ホームページは作って終わりではありません。更新し、改善し続ける必要があります。

しかし、相手が忙しくなったり、引っ越したりしたら?そこで更新はストップします。ビジネスの命綱を、他人の都合に委ねることになります。

「安く頼む」ことで見落としていること

金額だけに目を奪われていると、ホームページにとって本当に大切な要素を見落としてしまいます。

SEO設計の知識がなければ集客できない

ただ綺麗な絵を描くことと、Googleで検索されるサイトを作ることは全く別のスキルです。

Webデザインができる友人が、SEO(検索エンジン対策)のプロとは限りません。見た目は良くても、誰にも見つからない無人島のサイトになってしまいます。

セキュリティ対策ができていない

WordPressの更新、プラグインの管理、バックアップ。これらを怠ると、サイトが乗っ取られたり、ウイルスを撒き散らす加害者になったりします。

プロなら当たり前の対策も、素人仕事では抜け落ちていることが多いです。

スマホ対応・表示速度など技術的な品質

「スマホで見ると崩れる」「表示がめちゃくちゃ遅い」。これは技術力不足が原因です。

今のGoogleは品質の低いサイトの評価を下げます。安く作っても、マイナス評価からのスタートでは意味がありません。

知り合いに頼んでも良いケース・悪いケース

もちろん、全ての「知り合いへの依頼」が悪いわけではありません。成功するパターンと失敗するパターンの違いはここにあります。

項目頼んでもOKなケース絶対にNGなケース
相手の立場プロとしてWeb制作で生計を立てている趣味、学生、副業で少し勉強中
契約見積書・契約書をしっかり交わす口約束、「いいよいいよ」のどんぶり勘定
費用正規料金(または明確な割引価格)「お友達価格」「出世払いでいいよ」
関係性ビジネスライクに要望を言える遠慮して言いたいことが言えない

要は、「知り合いだから」という甘えを排除し、通常のビジネスとして取引できるかが分かれ目です。

正しいホームページ制作の依頼先の選び方

では、知り合い以外に頼む場合、どうやって良いパートナーを見つければいいのでしょうか?

1. 実績を確認する

過去にどんなサイトを作ってきたかを見せてもらいましょう。デザインの好みだけでなく、「そのサイトが集客できているか」を聞くのがポイントです。

2. 集客の知識があるかどうか

「綺麗なサイトを作ります」と言う会社より、「どうやってお客様を集めるか一緒に考えましょう」と言ってくれる会社(人)を選びましょう。

3. 制作後のサポート体制

作って終わりではなく、その後の更新やトラブル対応をどうしてくれるのか。保守契約の内容や費用を明確にしておくことが大切です。

よくある質問

Q1. 予算がないので、どうしても安く済ませたいのですが・・・

A. それなら、中途半端に知り合いに頼むより、JimdoやWixなどの「自分で作れるサービス」を使う方がマシです。あるいは、初期費用を抑えた月額制の制作サービスを探しましょう。

Q2. 知り合いに頼んで失敗したサイトを作り直したいです

A. よくある相談です。その場合、ドメイン(URL)やサーバーの契約情報が相手の手元にあることが多いので、まずはそれを回収する必要があります。

角が立たないように情報を引き継ぐアドバイスもできますので、ご相談ください。

Q3. 契約書がないとダメですか?

A. 絶対にダメです。トラブルの9割は「言った言わない」です。仕様、納期、費用、修正回数などを明記した書面(メールでも可)を残しましょう。

まとめ

「安く済ませたい」という気持ちは痛いほど分かります。でも、ホームページはあなたのビジネスの顔であり、24時間働く営業マンです。

そんな大切なパートナーの作成を、片手間の素人仕事に任せて本当に良いのでしょうか?

今日の教訓

  • 「友達価格」はトラブルの元。
  • ビジネスと友情は切り離すのがお互いのため。
  • プロに頼むのは「安心」と「成果」を買うこと。

もし今、知り合いに頼もうか迷っているなら、一度立ち止まって考えてみてください。その数万円の節約が、将来の数百万の損失になるかもしれません。

「じゃあ、どこに頼めばいいの?」と思ったら、まずはプロの制作会社にご相談ください。あなたのビジネスに本当に必要なものを、プロの視点で相談に乗ることでしょう。

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。
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