やってはいけないホームページ制作依頼、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールの設定を依頼しない

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。

ホームページを公開した後、「何人が見に来ているか」を把握していますか?

「なんとなく少ないと思う」「Instagramのフォロワーと比べて……」という感覚ではなく、実際の数字で確認する方法があります。Googleアナリティクスと、Googleサーチコンソールです。どちらも無料で使えます。

ところが、多くの依頼者がこの2つのツールの設定を制作時に依頼しないまま、ホームページを公開します。その結果、「頑張って更新しているけど効果があるのかわからない」という状態が続くことになります。

目次

GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールとは何か

まず、2つのツールがそれぞれ何を計測するものか確認しておきましょう。

Googleアナリティクスは、あなたのホームページを訪れた人の行動を記録するツールです。「何人来たか」「どこから来たか(検索・SNS・直接入力など)」「どのページを見たか」「何秒滞在したか」「どのページで離脱したか」といった情報が数字でわかります。

Googleサーチコンソールは、Googleの検索との関係を把握するツールです。「どんなキーワードで検索された結果、あなたのサイトが表示されたか」「何回クリックされたか」「Googleがサイトのどのページを認識しているか」「エラーが起きているページはないか」などを確認できます。

2つはセットで使うものです。アナリティクスで「来た人の行動」を見て、サーチコンソールで「Googleでの表示状況」を見る。どちらが欠けても、ホームページの状態を正確に把握できません。

どちらも無料で使えます。設定には少し手間がかかりますが、一度設定すれば自動でデータが蓄積され続けます。

設定しないと失うもの4つ

制作時に設定を依頼しないと、以下の問題が起きます。

問題1 ホームページの効果がまったくわからない

「ブログを5本書いたけど意味があったのか」「SNSからの流入が増えているのか」「どのページに問い合わせ前に見ているのか」——こうした疑問に答えるデータが、何もありません。

感覚で「効果がある・ない」を判断するしかなく、改善の優先順位も立てられません。「なんとなく続けているが、成果が出ているかわからない」という状態が続きます。

問題2 過去のデータが永遠に取れない

Googleアナリティクスは、設定した日以降のデータしか記録されません。「やっぱり設定しておけばよかった」と半年後に気づいても、その半年間のデータは永遠に取れません。

後から設定することは技術的には可能ですが、設定前のデータは戻りません。たとえば「リニューアル前後でアクセスがどう変わったか」を比べたいとき、リニューアル前のデータがなければ比較できません。

問題3 どのキーワードで来ているかわからない

Googleサーチコンソールが設定されていないと、「どんなキーワードで検索した人があなたのサイトを見つけているか」がわかりません。

たとえば「大阪 整体」で来ているのか「肩こり 治し方」で来ているのかがわかると、そのキーワードに合わせた記事を追加したり、既存のページを改善したりする判断ができます。この情報がなければ、SEO対策は「何となく」の取り組みになります。

問題4 Googleへのサイト登録が遅れる

Googleサーチコンソールには、「このサイトをGoogleに早く認識させてください」という申請ができる機能があります(サイトマップの送信)。

設定しなければこの申請ができず、GoogleがサイトをインデックスするまでにX週間〜数ヶ月かかることがあります。せっかく公開したのに、しばらくGoogleの検索に出てこない状態になります。

「後でいいや」が通用しない理由

「設定は後からできるから、まず公開を急ごう」という判断をする方は多いです。しかし、後回しにするとデータが取れない期間が伸び続けます。

「公開直後のアクセス数がどのくらいか」「最初の1ヶ月でどんなキーワードで来たか」——こうした初期データは、後から決して取り戻せません。公開直後のデータは、その後の改善の基準になる大切な情報です。

また、後から設定しようとすると「どうやって設定するんだっけ」「制作会社に頼まないといけないのか」という手間がかかります。制作時にまとめて依頼する方が、圧倒的にスムーズです。

依頼するときにやること

制作を依頼する際に、以下のことを伝えてください。

「GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを設定してください」と依頼する

これだけです。多くの制作会社は設定できます。ただし、「設定してください」と明示しなければ、やってくれない場合もあります。必ず最初に伝えてください。

Googleアカウントは自分で用意する

GmailのアカウントはGoogleアカウントです。持っていない方はGmailのアカウントを作ってください。

なぜ自分のアカウントが必要かというと、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールは「アカウントに紐づいてデータが管理される」ためです。制作会社のアカウントで設定されると、後から制作会社との関係が変わったときにデータにアクセスできなくなるリスクがあります。

自分のGoogleアカウントで設定し、制作会社には「管理者として追加してもらう」形にすると、データの所有権が自分にあります。

設定後に「データが入っているか確認してもらう」

設定したつもりでも、タグの埋め込みが正しくできていないと計測されません。設定後1〜2日経ってから「実際にデータが入っているか確認してください」と制作会社に依頼するか、自分でアナリティクスの管理画面を開いてリアルタイムデータが動いているか確認してみましょう。

よくある質問

Q: 設定は難しいですか?自分でできますか?

A: Googleアナリティクスの設定は、Googleアカウントを持っていれば手順通りに進めることができます。WordPressの場合は「Site Kit by Google」というプラグインを使うと、比較的簡単に設定できます。ただし初めての方には手間がかかるため、制作時に制作会社へ依頼するのが最もスムーズです。

Q: アクセス数が少なくても設定する意味がありますか?

A: あります。むしろアクセスが少ない時期のデータが重要です。「今は月10人しか来ていない」という基準があってこそ、「3ヶ月後に50人になった」という成長が数字で確認できます。アクセスが少ないうちから計測を始めることで、何をしたときにアクセスが増えたかが追えるようになります。

Q: 制作会社のアカウントで設定されてしまった場合、どうすればいいですか?

A: 制作会社に「私のGoogleアカウントを管理者として追加してください」とお願いしてください。GoogleアナリティクスもGoogleサーチコンソールも、複数のアカウントに権限を付与できます。自分のアカウントに管理者権限を付けてもらえれば、その後は自分でデータにアクセスできます。

Q: GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソール、どちらか一方だけでもいいですか?

A: 両方設定することをおすすめします。アナリティクスは「来た人の行動」を、サーチコンソールは「Googleでの表示状況」を見るものです。片方だけでは把握できない情報があります。どちらも無料なので、セットで設定してください。

まとめ

GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールは、ホームページの「通知表」です。設定しなければ、ホームページが本当に機能しているかどうかを確認する手段がありません。

どちらも無料で使えます。設定は制作時に依頼すれば、追加費用なしで対応してくれる制作会社がほとんどです。

依頼前に伝えるべきことは2つです。

  1. 「GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを設定してください」と伝える
  2. 設定に使うGoogleアカウントは自分で用意する

この2点を制作会社に伝えるだけで、公開後のデータが取れる状態でスタートできます。「後でやろう」と思っていると、後からは絶対に取れないデータが積み重なり続けます。制作を依頼するタイミングで、必ず伝えてください。

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。
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