やってはいけないホームページ制作依頼、知名度だけで大手制作会社に依頼する

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。

「あの会社なら安心だろう」と思って依頼したのに、完成したホームページからは問い合わせが一件も来ない。

そんな失敗が、実際に起きています。

知名度のある大手制作会社に依頼すれば、品質の高いホームページができると思っている方は多いです。でも実際には、知名度と「集客できるホームページを作る力」はまったく別のものです。

今回は、知名度だけで大手制作会社を選ぶと何が起きるのかをお伝えします。これからホームページを作ろうとしている方、業者選びに悩んでいる方に読んでほしい内容です。

目次

なぜ大手制作会社に依頼してしまうのか

「有名な会社なら失敗しないだろう」という安心感は、多くの人が持っています。

  • テレビCMを見たことがある
  • 知り合いの会社でも使っていた
  • 実績ページにたくさんの企業名が並んでいた

こういった要素が選択肢を絞ってしまいます。知名度があるということは、それだけ多くの企業に選ばれてきたということ。「間違いないはずだ」と思うのは自然なことです。

しかし、大手の「実績の多さ」は「集客できるサイトを作った実績」と同じではありません。制作を受注した数と、依頼主の集客が増えた数はまったく別の話です。

実際に起きている3つの失敗

失敗1、コストが想定の何倍にもなる

大手制作会社のホームページ制作は、数十万円から数百万円と幅広いです。

よくある例として、本来なら20万円前後で作れるシンプルなサイトに、300万円以上かけてしまうケースがあります。

なぜそうなるのか。打ち合わせの中で次々とオプションを提案されるからです。

  • 「アクセス解析も必要ですね」
  • 「LP(ランディングページ)も別途作りましょうか」
  • 「SEO対策のためにブログ執筆も」

一つひとつは必要そうに聞こえます。でも実際には、開業したての個人事業主や小規模事業者にとっては不要なものも多く含まれています。

さらに、制作後の保守・管理費用として年間数十万円のコストが続くケースも少なくありません。「制作費150万円+年間管理費60万円」となると、

3年で330万円を超えます。集客の成果が出ていなくても、この費用は続きます。

ホームページにお金をかけるよりも、広告費や商品の改善に使った方が良かった、というケースも数多くあります。

失敗2、集客できないサイトができあがる

大手制作会社の強みはデザイン力です。見た目が整っていて、ブランドイメージを統一したきれいなホームページが仕上がります。

しかし、問い合わせが来るかどうかはデザインより内容と構成で決まります。

  • 検索でどんなキーワードで上位表示させるか
  • 訪問者に何をどの順番で伝えるか
  • 問い合わせボタンをどこに置くか
  • どんな言葉が刺さるか

これらを決めるにはWebマーケティングの知識が必要です。でも大手制作会社の現場担当者がWebマーケティングに詳しいかというと、そうでないケースが多いのが現実です。

「きれいだけど成果が出ないホームページ」は、このミスマッチから生まれます。

失敗3、窓口がコロコロ変わって最後はほったらかし

大手制作会社は分業制で動いています。

営業が受注し、ディレクターが制作の管理をして、デザイナーやプログラマーが実際の作業をする。それぞれが専門の仕事をしていて、担当が次々と変わっていきます。

契約が終われば、営業はほぼ関わらなくなります。次にどんな施策が必要かを提案してくれる人がいなくなります。あとはディレクターが窓口になりますが、複数の案件を掛け持ちしているため、レスポンスが遅くなることも多いです。

さらに大手は離職率が高い業界でもあります。担当が変わるたびに引き継ぎのロスが生まれ、「なぜこの構成にしたのか」という経緯を知っている人がいなくなっていきます。

「たまに優秀な担当に巡り合えることもあるけど、それはもうガチャだよね」という声を、実際に複数の経営者から聞いています。

大手に頼んで後悔する人の共通点

こうした失敗をする方には共通した特徴があります。

ホームページに何を期待しているか、整理できていない

「いいホームページを作りたい」という気持ちは持っている。

でも「どんな問い合わせが来てほしいのか」「月に何件集客したいのか」「どんなお客様に来てほしいのか」が言語化できていない。

そのため、提案を受け身で聞くしかなく、業者の言う通りに進んでしまいます。

比較をせずに決めている

「知っている会社に頼んだ」というだけで、複数業者の見積もりを取っていない。比較すれば、同じ内容でも価格に大きな差があることが分かります。

契約書を確認していない

「大手なら安心」と思って、契約書の内容を細かく見ていない。

変更が発生したときの追加費用の扱い、完成後の保守費用の条件、著作権の扱いなど、後でトラブルになりやすい項目が曖昧なまま進んでしまいます。

では、どうすればいいのか

依頼前に確認すべき5つのこと

1、自分のホームページに何が必要かを先に決める

業者に任せる前に、「何ページ必要か」「どんな情報を載せたいか」「どんなお客様に来てほしいか」を自分の言葉で書き出しておきます。これがないと、業者の提案を判断する基準がなくなります。

2、複数の業者から見積もりを取る

最低でも3社から見積もりをもらいましょう。金額だけでなく、何が含まれているかを比較します。安さだけで選ぶのも失敗のもとですが、高ければいいわけでもありません。

3、マーケティングの知識があるかを確認する

打ち合わせで「どんなキーワードで集客したいですか?」「競合のサイトを分析しましたか?」といった話が出てくるか確認します。こうした質問が出ない業者は、デザイン制作はできても集客支援は難しいかもしれません。

4、窓口担当が変わらないか確認する

「この案件の窓口は誰になりますか?制作後も同じ方が対応してくれますか?」と確認します。担当制を採用している会社なら、一人の担当者が長くサポートしてくれます。事前に確認することで、ハズレを引くリスクを下げられます。

5、契約書を専門家に確認してもらう

契約金額・支払い条件・変更が生じた場合の対応・著作権の帰属・制作後のサポート範囲。これらが明記されているか確認します。不明な点があれば、契約前に必ず質問しましょう。

大手に依頼してもいい場合とは

大手がすべてダメというわけではありません。

  • 予算に余裕があり、ブランドイメージの統一に投資できる
  • 社内に専任のWebマーケティング担当がおり、制作だけ外注したい
  • 大企業との取引があり、制作会社の知名度や規模が信頼性に直結する

こういった条件がそろっているなら、大手制作会社も選択肢になります。

ただ、開業したばかり・予算が限られている・まず集客の仕組みを作りたい、という方には向いていないことがほとんどです。

よくある質問

Q. 格安の制作会社は品質が心配です
A. 格安であることと品質が低いことは別の話です。大手のように広告費・人件費・間接費を多くかけていない分、同じ技術力でも低価格で提供できる会社はあります。大切なのは、制作実績・担当者の知識・アフターサポートの内容を確認することです。

Q. 制作後に自分で更新できるか不安です
A. WordPressでちゃんと作ると、専門知識がなくても自分で文章や画像を更新できます。納品後に操作説明を受けられるかどうかを事前に確認しておきましょう。

Q. ホームページは作ったらそれで終わりですか?
A. 作って終わりにすると成果は出づらいです。ブログ記事を追加したり、内容を定期的に更新したりすることで、検索からの流入が増えていきます。「作ること」ではなく「育てること」が集客につながります。

Q. 見積もりをとるだけでもいいですか?
A. もちろんです。いくつかの業者に相談してから決めることをおすすめします。比較することで、自分にとって何が必要かもクリアになってきます。

まとめ

知名度だけで大手制作会社を選んでしまうと、次のような失敗につながりやすいです。

  • コストが想定の何倍にもなる
  • 集客できないサイトができあがる
  • 担当が変わり続け、最終的に丸投げになる

大切なのは「知名度」より「自分の目的に合った業者かどうか」です。

依頼前に何が必要かを整理して、複数社を比較して、契約書の内容を確認する。これだけで、後悔するリスクを大幅に下げられます。

まずは気軽に相談できる業者に話を聞いてみることから始めてみてください。

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。
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